BLACK and WHITE
25 Dec,2023
普段着ない色の服を着て。
普段食べない物を食べ。
普段行かない場所に行き。
街にはこの時期しか流れない音楽が流れる。
それらは毎年必ずやってきて
高揚感を呼び起こし、
時には負担となってのしかかり、
なんてことない時も、
やっぱり結局は
誰しも何かに許される権利を
与えられている気がするのです。
こんな時だからいいのよね、と。
子供の頃は、24日よりも25日の朝が何より楽しみで。
太陽も昇らないうちに目を覚まし。
昔の戸建てには必ずあったであろう雨戸も閉まったままの
光が入る隙間さえ一切排除したその真っ暗な階段を壁伝いに降り、
リビングの扉を開け、電気もつけずにその場所へズンズンと猛進。
昨夜はあれだけ食卓を照らしたツリーさえも
チクチクする図体としか感じられないほどの漆黒の闇の中、
手探りでプレゼントを探し当て、
包装紙を破るその瞬間。
モノトーンの世界の中で、
その散らばった紙とおもちゃの彩りが
子供の心の目には明らかだったのです。
今思えば、暗闇に目が慣れた、という事実に疑う余地もありませんが、
あの単色の部屋の中に存在した心の中の有彩色ほど、
コントラストの境界線を感じたことはありません。
その年代、環境、それぞれで変化する中、
今年はカラフルの中で輪郭が際立つ、
少し特別でシックなクリスマスを想像して。
赤でもなく緑でもなく、
BLACK and WHITE Christmas to you.
余談ですが、
個人的なクリスマスソングのベスト3をご紹介
1.This Christmas 1970 /Donny Hathaway
2.It’s the Most Wonderful Time of the Year 1968 / Andy Williams
3.ALL I Want For Christmas is You(Super Festival) 2011 / Justin Bieber ft,Maria
3.Wonderful Christmastime/ Paul McCartney