un, deux, trois
01 May,2026
顔のサイズに反比例する大きな目と口に
小さな顎。
筋の見える長い首につながる
薄く骨ばった肩と
折れそうなほど細いのに筋肉質な腕と脚。
その人は、
私の初めてのバレエの先生でした。
発表会の時なんてそれはもう、
ヌーヴェルヴァーグの寵児のように
コケティッシュなパリ女優の風格を漂わせ、
糸で釣られたように高く飛び跳ねる姿は、
ブラウン管を通して見ているように
手の届かない距離を感じていたのでした。
定かではない記憶の中では、
身体が弱く勇退されたとか
なんとか
かんとか。
他の先生よりもずっと短い間だったけれど、
母も姉もひどく悲しがっていた姿を思い返すと
儚い時間も相まって、
名前も覚えていないその先生しか
見事に憶えていないのです。
トウシューズのリボンがほどける、その瞬間。
張り詰めていた緊張がふっと緩む、
無防備な余韻を切り取り、かたちにした
Ribbon
バレエにおいて大切なアームポジション。
その優美な佇まいの要となるアンバーの品格を
しなやかな曲線で再現した
En Bas
高く、遠くへ跳躍するグラン・ジュテ。
空中で描く放物線、
音のない着地から一歩遅れて戻ってくるチュチュの浮遊感を
シュシュにした
ChouChou — coming soon
un, deux, trois